おむつライナーと優秀な軍人に共通するジレンマ
おむつライナーって知ってますか?
パパ歴1ヶ月だか、おむつ替えについてある気づきを得たのでそれについて書いてます。
『おむつライナー』
布おむつとおしりの間に敷いて使う。
布おむつは洗濯して繰り返し使うものだが、
ウンチの時は水分を通してウンチだけをキャッチするので、洗濯が楽になる便利なグッズ。
新生児がいる我が家では布おむつと紙おむつを併用している。
布おむつの場合は上に書いたような、おむつライナーがとても便利。
市販のものもあるけど、我が家ではおむつライナーは手作り。
着なくなったTシャツを切って作る。
布おむつ利用者にとっておむつライナーがなくなるのは致命的。
ウンチがダイレクトにおむつにいくとおむつを洗う時に、一枚一枚おむつを手洗いしなければいけないから。
よって、限られたTシャツの面積から、できるだけ多くの面をとらなければいけない。
かといって、一枚あたりの面積が小さくなってもいけないので、絶妙な面取りが大事。
優れたおむつライナー
広範囲にわたるウンチをキャッチしてくれるものを指す。
また、広範囲のおむつライナーは、おむつセット時に担当者は安心感をもたらす。
おむつライナーの寿命
オシッコの場合は再び利用することができる。
ウンチの場合は、軽度であればすすぐなどの応急処置によって再利用ができる。
重度の場合は一撃で再起不能となる。
優秀なおむつライナーは重宝されるが故にウンチの爆撃にあう確率が高くなる。
そして、凡庸なおむつライナーではキャッチできないウンチも、優秀なおむつライナーであればあるほどキャッチできてしまうものだ。
せっかく手塩にかけて作ったおむつライナー。4面とれるところを3面にしてまで作成したおむつライナーがあっけなく討ち死にしていく。
このジレンマと同じようなものを僕は知っていた。
第二次世界大戦開始時、日本には滞空時間1000時間以上の優秀なパイロットがたくさんいた。
それもそのはず、日本は1894年の日清戦争からずっと戦争してきたんだから。
それに対してアメリカは第一次世界大戦は最後にちょっと登場したくらい。
結局日本は優秀なパイロットを1942年のミッドウェーで大量に失い、戦局が著しく危うくなっていく。
優秀な軍人、パイロットであればあるほど、戦地に行く回数が増え、還ってこれない確率もあがる。
優秀なおむつライナーほど何度もおむつ内という戦地に駆り出される回数も増える。
当然ウンチ爆撃にあう確率もあがる。
ウンチ爆撃は非情なもので、これで終わりかと思って気をゆるめた瞬間、トドメの一撃がくる。
優秀であればあるほど役割を果たして散っていく。
そんなことを考えていた、2017年の8月。