男はみな過去すべての元カノに育てられてきた。
妻はたまにこんなことを言う。
『あなたをここまで成長させてくれた、歴代の彼女さんたち皆さんに感謝だね。
その人たちのおかげで今のあなたに会うことができたのだから。』
そこまで物分かりのいい妻に、ただただびっくりするばかりだが
確かにそう思う。
いまのじぶんは確実にこれまでの彼女に育てられてきた、と。
好きな音楽の趣味から価値観、人への接し方、相手の受け入れ方、許せる度量など、妻も含めたこれまですべてのお付き合いした女性はみな素晴らしかった。
ただ、じぶんの至らなさやお互いの環境の変化によって別れることになってきたが、
彼女たちが注いでくれた集大成が今のじぶんを形成しているのだ、という確信がある。
男は女性に生かされているって本気で思うし、逆に女性を「オンナ」とか言っちゃうやつは男としての底が知れている。
高校の同級生で漫画家になったらしいIくんはこう言っていた。
『オンナじゃなくて女性だろ。失礼だよ。』
こないだ七星明さんのFacebookにデヴィ夫人と時間をともにする理由が書いてあった。
ビジネスにつながるわけでもなく、商品を買ってくれるわけでもなく、年間400万くらいお付き合いにかかるし、一緒にいるのもつらい。
一緒にいるのはドキドキできるからで、
一般の人では、行けないような場所、通常では出会えない人と出会えるのはかけがえのない財産になるし、居心地の悪い環境だと成長できるから、とのこと。
別にぼくの妻は居心地悪いわけではまったくありませんが、
じぶんのステージをあげてくれる女性と一緒にいることができれば
男として最高でしょう。
そして、じぶんのステージをあげてくれる女性がじぶんと一緒にいてくれるメリットを出せなければ、もちろんじぶんと一緒にいてくれないので、
じぶんも別の何かを提供できる必要がある。
結論、男は過去すべての元カノに育てられてきたし、これからもそうだし、そうあるべき。