出産後の女性が働きにくくなってしまったのはなぜか。
最近のキーワードとして、女性の社会進出や出産後でも仕事ができる環境づくりをしよう!
みたいな話が多い。
ようは出産してしまうと仕事に復帰しにくい、ということ。
今回はここに対してホントにそうなの?と疑ってみた。
あくまで仮説なんだけど
「昔の女性は出産後も働けていた。むしろ今のほうが働きにくいのではないか。」
と思っている。
出産後に仕事に復帰しにくい、というのは仕事がオフィスワークを前提にしているから。
会社に出社することを考えると、時代が少しずつ変わってきたとはいえ、早上がりする人は敬遠される世の中は今でも続いている。
今の世の中の働き方は会社員(バイト含む)かそれ以外のフリーランスがほとんど。
少し話が逸れるが、フリーランスという働き方は発想がそもそも雇われるだけじゃないよね、というところからスタートしているが、本来はもっと広い視野で仕事を選ぶべきである。
確かに会社員だと出産後の職場復帰は難しいから、現代では職場復帰が難しい。
だが、終戦以前の世の中は自営業が多く、三世代で一緒に住む家も珍しくなかったし、地域の絆が太かった。
自営業は家族で営んでいることが多いし、核家族化と叫ばれる前だから、おばあちゃんから孫までが同じ家に住み、また商売を営んでいた。
子供が産まれてもおばあちゃんや隣のおじさんなどが助けてくれたのだろう。
だが、核家族化が進み、かつ隣に誰が住んでいるかもわからないような時代になってしまっまので、父、母、子の世帯をサポートする仕組みがなくなり、そこでヘルパーや保育園が台頭してきた。
これまで家族や地域が担ってきたものを保育園が機能として代替するのは荷が重いし、全員が望みどおりの保育園にいれられるわけではない。
だから結果として仕事に復帰せずにいる出産後の女性が増えたのでは?
結論としては
①働く=オフィスワーク
②核家族化
が出産後の女性が働きにくい環境を作り出しているのではないか、と思う。