「若いときの苦労は買ってでもしろ」は本当
現在32歳。
若いときに苦労しておくと、そのときの損失なんていくらでも取り返せることを実感しつつある。
ぼくは大企業に勤めているわけでも、自分の会社が儲かりまくっているわけでもない。
収入的には2017年時点では労働人口の真ん中くらいだと思う。
社会に出て最初の4年で正社員、その後5年間は契約社員や派遣で食いつなぎながら独立の道を模索してきた。
正社員を辞めてからの5年間は収入は激減した。
会社を辞めずにそのまま正社員でいたら、その5年間で合計1000万近くは稼げていたはずである。
つまり年間ベースで200万近く収入が落ちたのだ。
20代の若造にとって、年間200万足りないのは結構きつい。
ただ、その5年間の下積みがあったからこそ、年収1000万が見えてきた。
そうなると5年間で1000万失ったとしてもお釣りがくる。
30代前半くらいまでは失敗したり稼げなくてもなんとかなる。
守るべきものやそもそも失う資産がないから損失が少ない。
ただ、30代後半になると所帯を持ち、社会的な責任も増えてくると、だんだん失敗ができなくなってくる。
子供ができてわかることだが、子供が産まれるとかなり動きが制限される。
子供が産まれる前にバイタリティもってガンガン動いていた人間ですら、子供が産まれると動けないのだ。
それまで特に動いて来なかった人が家族が増えるから、と
収入をあげるために様々な動きを始めても動ける時間、距離、範囲には限界がある。
だからこそ、若いうちに苦労や失敗、恥をたくさんかいておこう。
そうすれば何年かあとにそれは余裕で回収できる。
若いうちの苦労はその後の何十倍もの富をもたらすことであろう。